※ In Japan, “hairy crab” usually refers to Japanese kegani (Erimacrus isenbeckii).
沸騰したお湯に入れて、火を止めて、20分待つだけ
冷凍毛ガニは、自然解凍すると旨みが逃げてしまいます。
このページでは、北海道・羅臼(らうす)の漁師さんに教えてもらった方法で、「ゆでたてみたいな味」に仕上げる食べ方を紹介します。
やり方は、とてもかんたんです。
沸騰したお湯に入れて、火を止めて、20分待つだけ。
👉 火を止めるだけの調理方法を見る(写真つき)
そのあと、私がいつも5分以内でできる、かんたんな「さばき方(ほぐし方)」を写真つきで説明します。はじめての方でも、失敗しにくい方法です。
わたしもずっと自然解凍で食べていました
毛ガニ好きの人たちと話をする中で、冷凍毛ガニを自然解凍のまま食べている方が意外と多いことに気づきました。
わたしも実家ではずっと自然解凍でした。お正月の朝に凍った毛ガニをボウルに入れて、夕方食べるのが普通でした。
自然解凍で食べると、少し凍っているうちは冷たくておいしいのですが、全部溶け切ってしまうと、せっかくのうま味が水と一緒に流れ出てしまいます。
10年前、北海道・羅臼(らうす)町の漁師さんに出してもらった毛ガニがゆでたてみたいで、感動したその方法を紹介します。
私の毛ガニ好き仲間からは、「おいしい」、「これは違う」と言ってもらえた食べ方です。

ぜひやってみてください。
🍲 準備するもの
- 大きめの鍋
- たっぷりの水
- 塩(パスタをゆでるくらい)
- キッチンばさみ
📝 How to eat frozen Japanese kegani crab|Turn off the heat right after adding it
冷凍毛ガニをおいしく食べる最大のコツは、しっかり火を通すことではなく、“火を止めるタイミング”にあります。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かします
- パスタをゆでるくらいの塩を入れます
- 冷凍の毛ガニを、甲羅を下(仰向け)にして入れます
⚠️ ここがいちばん大事です↓ - 毛ガニを入れたら、すぐ火を止めます(火を消します)
※ぐらぐらさせません
※その後は沸かしません - ふたをして、そのまま20分待ちます
- 毛ガニをさばく|足→ボディ→はさみでカット
「え、火を止めるの?」と思いますが、ここがコツです。
①鍋にたっぷりのお湯を沸かします
やり方は簡単です。
まずは、大きいお鍋にたっぷりのお湯を沸かします。
②パスタをゆでるくらいの塩を入れます
カニの大きさによりますが、私はだいたい水3リットルに塩を大さじ1程度を入れます。
目安は水の量に対して約0.5%の塩です。「パスタをゆでるくらい」を目安にしています。

③冷凍毛ガニを入れます(甲羅を下)
背中=甲羅(こうら)を下(仰向け)にて、入れます。
ひっくり返ってしまう場合は、お皿をのせて、やさしく沈めてください。

④【いちばん大事】毛ガニを入れたら、すぐ火を止めます 🔥✖
ここだけは、羅臼の漁師さんに何度も強く言われました。
毛ガニを入れたら、すぐに火を止めます(火を消します)。
✖ 沸かし続けない
✖ ぐらぐらさせない
⭕ とにかく火を止める
これだけ守ってください。
火を消したら、ふたをしてください。
「カニが大きいから、すこし火を入れた方がいいかな」と思って
追加で沸かしてしまったことがあります。
身がパサパサで、味もうすくなってしまいました。
なので、かならず火は止めましょう。
⑤ふたをして、そのまま 20分待ちます
火を止めたら、ふたをして20分待ちます。
基本は、タイマーをセットして待つだけです。

※ 小さいカニの場合は、15分でもうまくいったことがあります。
まずは20分で大丈夫です。
やけどに注意して、お湯から取り出してください。

⑥毛ガニをさばく|足→ボディ→はさみでカット
毛ガニは、キッチンで食べられる状態までカットしておくと、食べるときに手が汚れにくくなります。
- かたい足のもぎ方
- 胴体(ボディ)の取り外し方
- キッチンばさみでのカット方法
を順番に説明します。
かたい足のもぎ方
4本まとめて取ります。このとき、グーの手✊でやさしくにぎって折ります。このとき、力を入れすぎるとケガをするので、やわらかく包む程度にしてください。
まずは、あし先(ここは食べないので、すてます)

細い足をグーの手✊でやさしくにぎって折ります。

太い方をグーの手✊でやさしくにぎって折ります。

ツメの部分も取ります。とがっているところに注意してください。

胴体(ボディ)の外し方
お腹の三角△(ふんどし)を外します。
※ カニみそがついていることがあります。捨てる前に味見をするチャンスです。
(左の写真)三角△のフンドシを取ったあと、できたすき間に両手の親指を入れます。
(右の写真)ゆっくり、甲羅とボディを開きます。


【くわしい手順】
- お腹の三角△の部分(ふんどし/前かけ)を外します
この部分にはカニみそ がついていることが多いので、
ここで少し味見してから捨てます🤤 - 三角△の部分(ふんどし/前かけ)にできた空洞に、両手の親指を入れます
- そのまま、甲羅とボディをゆっくり開きます
- ボディから、食べない部分(エラ)を取り除きます(写真右下の部分)

味がおいしくないので、取ってください。
キッチンばさみでのカット方法
包丁(ほうちょう)はあぶないので、キッチンばさみを使います。
内側(やわらかい)と外側(かたい)に切り込みを入れると、食べるときにパカッと開きます。

✂ ボディをカットするときのコツ

【ボディを切るコツ】
エラがあった面を上にして、内側寄りに切り込みを入れると、身が取り出しやすくなります。
⏱ 実際にやってみた感想

年末など時間がない日にもおすすめです。
使った道具|キッチンばさみ
今回は、1,000円以内のキッチンばさみを使いました。特別な道具は必要ありません。
道具にあまりお金をかけず、食材を楽しみたい方には十分な使い心地です。
※ 私が使っているものと同じキッチンばさみです。
気になる方は、参考までに見てみてください。
A sturdy pair of kitchen scissors makes this process much easier. Similar scissors are widely available at local stores or online.
Note: The link below is for readers in Japan.
🌿 まとめ
この食べ方をしたら、もう自然解凍にはもどれません。
お湯に入れて、火を止めて、あとは待つだけ。
早くて・失敗しにくくて・おいしい方法です。
年末年始や、ちょっと特別な日に、ぜひ試してみてください。
この食べ方は、恵庭の地元スーパー”うおはん”さんから広がりました。
うおはんさんでは、毛ガニが年中、冷凍で販売されています。
「毛ガニは冬だけ」と思っている方も多いのですが、いつ行っても買えるのが、うおはんさんのすごいところです。
恵庭に来たときに、民泊に泊まって、地元スーパーで毛ガニを買って、ゆっくり味わうのも、なかなかおすすめです。
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